白花の中にピンク花?芝桜の「先祖返り」とは?
白花の中にピンク花?
一面白色の芝桜が咲くと思っていたのに、
開花してみたら、一部ピンク色の花がついている株が・・・

「これは出荷ミス!?」
このように、注文した色と違う色の花が咲いたとお問い合わせ頂くこともあります。
これは、出荷ミスではなく「先祖返り」という現象です。
不思議な現象「先祖返り」とは?
先祖返りとは、植物の品種改良や交配によって生まれたものが、交配前の原種に近い品種に戻る現象です。
花色や花模様が変わる原因として考えられます。
現在は、色々な種類がある芝桜ですが、どれもこれも品種改良を行って出来上がってきた品種です。
芝桜の原種の花色はピンク色でしたので、その遺伝子がふとした時に現れてきます。
当店の試験場で育てている芝桜の中で「多摩の流れ」(本来は白とピンクの縞々の花びら)が、一つの株から縞々の花びらとピンク色一色の花びらが咲きました。

「これが先祖返りか・・・」と、我々スタッフも驚きました!
実は先祖返りがおきやすい品種というのも存在します。
それは、「リトルドット」という白色の花が咲く品種と、
「多摩の流れ」(本来は白とピンクの縞々の花びら)です。
同じ白色の品種でも「モンブラン」ではピンク色の花が咲くことはないと言われています。
この先祖返りを阻止することは残念ながら難しいです・・・。
ですので1つで2色楽しめる♪とプラス思考で芝桜を楽しんで下さいね。