芝桜の冬植え、夏植えの育て方
芝桜の植え付け時期は、秋(10月~11月)と春(3月~5月)をオススメしています。
一番のオススメは秋です。雑草の勢いが衰える時期なので植え付け後の雑草管理がしやすくなることと、雨も適度に降るため植え付け後の水やりの管理が楽だからです。
とは言っても・・・
春や秋には植えられない事情もありますよね。
そんな方のために、春と秋ではなく 冬や夏に植栽した時の育て方 についてご紹介します。地域によっても違うので参考にしてください?
冬(12月~2月)に植栽した場合
冬の天気は日本海側と太平洋側とでは大きく違うので、地域別にご説明しますね。
日本海側
当店の所在地「福井県」は、冬は雨や雪の日が多く晴天の日はほとんどありません。そんな日本海側は、芝桜を植える時に水をたっぷり与えれば、そのあとはお天気任せでOKです。
本来は植え付け後根付くまでの2週間は水やりが必要ですが、乾燥することはほとんどないので冬はこれで大丈夫!ただ、日本海側でも地域によって、晴天の日が続いて土の中が乾燥しているようなら水を与えてくださいね。
そして、肥料を与える2月~3月頃に雪が積もっていれば、雪が解けたあとで大丈夫です。2月に植栽するなら、肥料を土に混ぜて植えてもいいですね。
写真は、花びらが細身で可憐な赤色の芝桜、スカーレットフレームです。
芝桜を植えた花壇は冬になるとこんなに雪が積もります。積もった雪をかいて苗の状態を確認。ご覧の通り葉っぱは緑色です!冬は雪に埋もれても春になればきれいな花が咲きます?
太平洋側
冬は風が強く乾燥しやすいので、植栽後は2日に1回くらいは水やりをしましょう。
ただ、水やりをする時間帯が一番重要です! 気温が一番高くなっているお昼の時間帯に水を与えましょう。
朝・晩は冷え込むので、気温が低い時間帯に水やりをすると水分が土の中で凍ってしまい、芝桜の根を傷めてしまいます。
その点を注意しながら根付くまでの約2週間は水を与え、その後は土の中が乾燥しているようなら水を与えてください。
夏(6月下旬~9月)に植栽した場合
芝桜は、冬の寒さには強いですが暑さには弱いので、夏の植栽はオススメできません?
しかし、どうしても夏にしか植栽できない場合、気温が比較的低い早朝(日が昇る前)、もしくは夜にたっぷりと水を与えてください。夏の管理は水やりのみで、肥料を与えると株が弱ってしまうのでやめてくださいね。
写真は、夏に植えたリトルドットの苗です。翌年の春には純白の花が咲きます。清楚ですね。
さいごに
水やりの管理に気を付ければ冬や夏に植えても育ちますが、暑さに弱い芝桜は夏の植栽はあまりオススメできません。
いつの時期にどこの地域で植えても、基本的には水やりの管理の違いだけで、肥料を与えるタイミングや開花後の刈り込みは同じです。もちろん、当店では一年中芝桜を販売しています。
関連記事:芝桜の育て方や芝桜の開花時期と植え付け時期も参考にしてくださいね。
芝桜はほとんど手間のかからないお花なので、園芸初心者の方でも上手に育てることができます。是非植えてみてください。もし、心配なことや不安なことがあればいつでもお問合せください。時期やお住まいの地域に合わせてアドバイスさせていただきます。